甲状腺腫瘍備忘録

甲状腺腫瘍発覚から手術までの備忘録です

パンオショコラとブリオッシュ

 

通院のために朝早くから外出していたので、昨日はホテルに泊まった。駅からは少し歩くけれど部屋も少し広めだし、お値段もそんなに高くなくて、いいホテルだった。朝食はブッフェスタイルで、パンとデザートが充実している。元々がお菓子屋さんのホテルで、洋菓子系が美味しい。私は焼き菓子とかパンとか好きで、特にパンオショコラとブリオッシュがすきなので、大変にときめいて、久しぶりに女子っぽい顔になったかもしれない。誰もそんなことは言ってくれなかったけれど。一人だし。このホテルは女性好みの雰囲気といえるかもしれない。でも男性客ももちろんいらした。スーツ姿の営業マン風の人もちらほら。出張ですかね。

 

パリに滞在していた頃、甘いパンが好きになった。もともと甘いものは好きだったのだが、旅をすると「その街の味」みたいなものがあって、記憶をかたちづくる一端になる。私にとってのパリは、チョコが挟まっていて、バターがたっぷりサクサクで、ホテルの朝食に出そうなパンオショコラだった。あとは、バゲットに野菜や肉やツナを挟んだサンドイッチやアラブ屋さんのピタパン。ヌテラやジャムをぬったタルティーヌとカフェオレ。それから、下宿先でいただいた、フランスと地中海と日本とアジアと、いろんな土地の味をミックスしたお料理。

 

結構たくさんあるな。食いしん坊だからな。

 

パリで食べたものを思い出すと、ヘミングウェイ「移動祝祭日」が脳裏をよぎる。

 

もし幸運にも、青年時代にパリで暮らすことができたなら、

残りの人生をどこで過ごそうとも、パリはきみについてまわる。

なぜなら、パリは移動祝祭日だからだ。

 

多分、ヘミングウェイはそういうことを言いたかったのではないと思うけれど。

 

 

昼からは電車で移動し、友人とふたりではじめてのもくもくファームでランチ。

ここ、ルクアの中だといつも混んでいて入れないのよね。

お野菜の惣菜もたっぷり、パンもパスタも美味しいし、思わずたくさん食べてしまった。

 

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そしてお腹を壊した。食べ過ぎ。