甲状腺腫瘍備忘録

甲状腺腫瘍発覚から手術までの備忘録です

甲状腺腫瘍の理解を助けたもの

もともと私は、甲状腺についてほとんど何も知らなかったと言って良い。自分の首に腫瘍がある、と発覚してから、インターネットの恩恵をたっぷり享受してきた。

 

主に読んだのは、甲状腺専門の病院が出している情報(文末参照)だ。おそらく、同じ診断を下された方の多くが目を通しているのではないかと思う。私の場合、不安からというより、読み物として読んでいたところがある。あと、甲状腺結節の対処法を講演されてる動画なども通勤電車で観ていた。多分、対医療関係者への講演だと思うのだけれども、演者の先生がすごくフランクな感じでお話されていたので、医療に関しても甲状腺に関してもまったく無知な私であっても、すんなりと話に入っていけた。

 

インターネットで余計な情報を入れてしまうことで不安になるタイプの方は、いっそ見ないで先生の言うことをしっかり聞く方が良いだろう。私の場合は好奇心が若干上回ってしまった感がある。

 

とはいえ、手術で悪性が判明したり、反回神経を傷つけたり、その他の事故が起こらないとも限らないので、不安がないわけではない。そもそも首を切ったら痛いだろうし、しばらくは傷跡が残るだろうし、術後に甲状腺ホルモンの低下が起こる可能性もある。それに手術って、人生のタイミング的には割と微妙だ。人やモノと疎遠になるきっかけにはなりうると思った。だけど、手術をしなかった場合も単に決断を先延ばしにするだけで、もっとタイミングの悪い時に手術せざるを得なくなるよりは良いかもしれない。

 

だから先生が、ひととおり病状と手術について説明した後「もう一回首みせてくれる?」と触診された後に仰った「あー、まあやっぱり、とっといたほうがいいやろうね」という言葉が、駄目押しとして響いたのだと思う。

 

でも、私が先生の言葉に動揺せずにすんだのも、これらのHPで予習をしておいたことが大きいだろう。それぞれの病院で医療に従事されてきた方々、常に診療しながら研鑽を積んで来られた先生方への感謝の気持ちでいっぱいである。

 

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がん診療ガイドライン│甲状腺腫瘍│診断と治療のアルゴリズム

 

読んだものの一部。めっちゃありがたかったです。

 

 

余談ですが、はてなブログはてブのスマートな使い方がまだわかっていません。地道に習得する。たぶん。