甲状腺腫瘍備忘録

甲状腺腫瘍発覚から手術までの備忘録です

専門病院に行ってきました

私はこれまで大きな病気をしたことがなかったので、セカンドオピニオンにも縁がなかった。これまで行っていた病院の先生に「セカンドオピニオンを聞くような感じで専門病院に行きたい」というような、フワッとしたお願いをしていたので、私の相談タイムが始まるのか、検査が始まるのか、保険がきくのかきかないのか、実はよくわかっていなかった。

 

一般的なセカンドオピニオンは、保険はきかないので全額自費になる。だから30分で1万円とか、そのくらいはかかるのだとか。まあ病院によっても違うけれど、結構高額。で、セカンドオピニオンはその名の通り、検査結果から主治医以外の医師の意見を聞く機会を得るのであって、検査も治療もしない。でも、医師にとっては、自分のところの病院でも検査結果を持っておきたいのが普通なので、検査はするし、場合によっては診療もするのだと思う。多分。その辺がよくわからんのだけど。

 

今日行った病院のホームページを見ると、初診では一通り検査があるから早く来るようにと書いてあって、前病院で紹介状を書いて予約をとってもらった際に「オペもOKと言っていた」と看護師さんが言っていたし、甲状腺は専門性が強い印象があるので、実質治療をするなら連携しつつの治療ということになるとは思っていた。

 

で、実際どうだったかというと、やはり一通り検査をすることになった。血液検査・尿検査・頸部エコーと上半身レントゲン。全部終わってから、穿刺吸引細胞診。検査なので保険がきく。シンチはやっぱり悪性の反応が出てないとしないらしい。私の甲状腺機能は、地元病院で検査したときもホルモン数値に異常なく、私の昆布断ちはあまり意味がなかった。まあ、昆布の制限って難しいなとわかったので、後学のためにはなったけど。前回と同じくサイログロブリンが高かった。920くらい。万単位になる人もいるようだし、良性でも高くなるからこれはまあ予想範囲内。レントゲン(首と胸)も問題なかったのはほっとした。

 

病院の感想としては、たくさんの患者さんがいるにもかかわらず、システマティックに患者をまわしている印象。次のターンが何時ごろか大体決まっているので、待ち時間が長くてもそれほど苦にならない(座り疲れたりはする)。とっても賢いシステムにのっかって動いてる気分。病院に入っているカフェのコーヒーが美味しいらしいとネットで調べて行ったけれど、ずっと満席で残念。でも病院まわりにカフェが結構あったので、お茶をするのには困らなかったな。

 

担当の先生は良性寄りの見方をしている感じがしたので(そうは言わなかったけれど)少し安心した。今のところ、やわらかいしよく動くしデコボコじゃないし、良性らしい顔をしているのだと思う。でもそれだけでは判断できないし、サイズも4.3cmと、なんだか大きくなっている。先生に「大きくなるのが早い気がする」と伝えたところ「それぞれ検査した場所が違うし、腫瘍内の嚢胞(水分)で大きくなることもあるので一概に大きくなったとは言えない」とのこと。その可能性があるから私も、初めて町の耳鼻科で測った時と、総合病院の耳鼻科で測った時にサイズが違うことはそれほど気に留めていなかった。でもまたさらに大きかったので、少し不安になったのもあり……。大きくなるのが早いのは悪性の可能性があるそうなので。その時点で先生はまだ私が前の病院から持って行った検査結果を見ていなかったので、今日の結果とあわせて総合的に診断されると思う。まあでも何にせよこれ以上大きくなるのも困るし、いずれ手術になるんだろうなあという気はする。とりあえず悪性じゃないといいなあ、やっぱり。

 

そういえば、甲状腺そのものも少し腫れていると言っていたけど、それが何由来のものなのか聞くのを忘れた。腫瘍があると腫れるのかな?でもそもそもその腫瘍がホルモン異常のない橋本病由来なのかどうか聞けばよかった。今度、手術するかどうかという話になったらついでに聞いてみよう。

 

ああでも今日は、室内も室外も暑かった!ホテルも、お風呂上がりはあまりに暑くて、いま冷房と加湿器を同時にONしたところ。

 

病院は、検査結果を聞かないといけないのでまた再来週に予約。そろそろ有給が燃え尽きそう。

 

せっかく大事な有給を使って都会にやってきたので、映画をみました。

この世界の片隅に。いい映画だったなあ。