甲状腺腫瘍備忘録

甲状腺腫瘍発覚から手術までの備忘録です

甲状腺腫瘍入院&手術 6日目&7日目


6日目

抜糸も終わり、痛みも少ないので、ベッドに転がっているのもどうかと思い、朝から洋服に着替えました。とはいっても長時間の外出はできないし、特に用事もない。なので、すぐそばのコンビニまで、階段を使って行ってみました。久しぶりだけれど、まあそんなに体力が落ちている風でもなく一安心。

午前中は、検査で外来に行き、喉頭ファイバーで声帯をみてもらい、まったく問題なしとのお墨付きをもらいました。
声のほうは、術後すぐこそ声を出しづらかったものの、6時間後くらいには、ほぼほぼ元のような声が出ていたと思います。
喉の痛みは風邪を引いて喉が腫れた時くらいの痛みで、鎮痛剤も必要ない。傷の腫れがひけば、術前とほとんど変わりのない日常生活が送れそうです。

また、この日から、全身シャワーのOKが出たので、緊張しながら頭を洗いました。
濡らしたり洗ったりしてもいいとは言われたものの、テープで万全にとめられているわけでもなく、やはり少し不安が残ります。そうっと優しく泡で洗い、ぬるま湯で洗い流してその日は終わりです。傷以外の部分は普段通りで大丈夫でした。


この日の昼食はカレー。
ひさしぶり!お元気でしたか!という気持ちで完食。
でも、食後30分でお腹をくだしました。やっぱり胃腸が弱い私。
カレーでお腹を下しやすい人は、食べながら水を飲まないほうがいいそうです。当然、刺激の強すぎるものはNGだけれど、普通のカレーは油分が多いこともあり、食べている途中で水を飲むと消化が悪くなるから我慢した方が良い。でも、わかってるけど飲みたくなるんですよね。
とりあえず、売店でジョアを買ってきて飲みました。
ヤクルトに対する信頼感が絶大すぎる。

 

7日目

朝から採血。これで問題なければ無事に退院できます。
担当医は大体毎日朝8時ごろ回診にやってくるので、お医者さんって大変だなあ……と思っていました。まあ看護師さんは夜勤があるからそれはそれで大変だし、大変でない仕事というのもないのかもしれないけれど。

結局、術後1日目以外は、ほとんど病院食を完食しました。

病院食は、朝ごはんはシンプルな食パンとジャムとフルーツと牛乳という組み合わせが多く、昼・夜は油物が出ることは少なく、サラダ、和え物、煮物中心のあっさりした食事でした。
痩せそう!と思ったけど、痩せなかったね。笑
まあ、入院中はさして運動もしないし、間食もしていたので。
鶏団子と野菜のトマトソース煮込みみたいなのが一番好きだったな。
この日のお昼は白身魚のフライ(タルタルソース付)でした。久しぶりに油物を食べたらすっかり胃もたれ……惰弱な胃腸です。


食事を終えて部屋の空気を入れ替えていると、入院しているとは思えない爽快感。
病棟は基本的に静かだし、個室なので細かい気遣いがいらないし、ごはんは出てくるし、必要なものはすぐ買いにいけるし、仕事はしなくていいし、一日中寝転がっていても許されるし、しばらく住んでいたいと思っていました(真顔)

 

といってもいつ看護師さんが部屋にくるかわからないので(だいたい時間は決まっていますが)基本的に入院中は、ベッドでスマホをみたり、テレビ台についているご飯を食べるためのテーブルを使って、パソコンでちょっとした作業をしていることが多かったです。無料の部屋はWi-Fiの無料サービスがないため、モバイルWi-Fiを持ってきていました。たまにしか使わないけれど、こういう時にはあると便利。
最近はスマホで大容量が使えるので、テザリング無料になったらそちらに移行して、次の更新の時には解約するかな。


血液検査の結果もOKがでたので、翌日の退院が決定。全日程7泊8日。
この病院はカードが使えないので、現金を用意しておく必要があります。私は、退院日は早めに退出しようと思っていたので、この日のうちに精算を済ませました。

そしてこの日もやっぱり暇だったので、請求時にいただいた明細書に書いてある薬の名前を一つずつ検索して楽しみました。笑 私は比較的痛み止めなどは少なく済んだほうだと思いますが、それでも手術の時って、すごくたくさんの麻酔薬を使っているんです。「モルヒネと同等かそれ以上の激痛を抑える薬」とか書いてあるので、こんな痛みを抑えてもらっていたんだなあ、そのおかげで私はこんなに苦痛も少なく退院できるんだなあとしみじみしました。ので、すごく暇な人は、明細書をみて薬の検索をするという暇つぶしもなかなかおすすめです。